あきちんのファインダー競馬

2016年06月09日

東京ダービーはどこへいく

梅雨の合間にナイスタイミングで行われた昨夜の東京ダービー。
一冠目羽田盃1〜5着馬に別路線の東京湾カップ1〜3着、更に東京プリンセス賞1〜3着馬も加わり男女入り乱れの豪華絢爛、これぞダービーという素晴らしいメンツだったと思う。さらに毎レース外差しが決まり、ゴール前撮影も実にスリリング。ワクワクしながらその時を迎えた。


(写真 バルダッサーレ:東京ダービー)
で、東京ダービーだけは超絶簡単なゴール前でした(笑)。
中央からの転入初戦になるバルダッサーレが後方待機からのひとまくりで7馬身差の大楽勝。羽田盃も、東京湾カップも、東京プリンセス賞も、それこそこれまでの南関東クラシック路線の全てを一撃で葬り去る中央500万勝ちからの参戦(苦笑)。
でもアレっすよ、前走は古1000万級の一戦でハイレベルだったのは間違いない。南田厩舎最強馬だなんつって騒いでいたのを思い出す。それこそユニコーンSに出走でも有力だったはず。単純な数字で言えば南関東クラシック路線はB2B3(中央古500万)を超えるレベルなら勝負になるので、中央古1000万級なら十分すぎる数字という事も証明された。
ただこの馬はちょっと気難しい。ウイニングランでも止まらずにガーッと駆け抜けてしまったし、ブリンカーを付けたり外したり南田厩舎も苦労していたよう。


(写真 バルダッサーレ:東京ダービー)
そして現場でも物議を醸していたように中央から移籍初戦で南関東クラシックを、それも東京ダービーを勝ってしまったコト。これまでもプーラヴィーダやマカニビスティーが同じように移籍したが、プーラヴィーダは移籍初戦の東京ダービーは2着、マカニビスティーは移籍初戦を勝って羽田盃2着後に東京ダービーを勝った。関係ないけどマカニビスティーはその後中央へ戻ってJDDへ出走しようとしたら規定で出走資格がなかったんすよね。
今回は移籍初戦で東京ダービーを勝ってしまったから話題に上がったが、個人的にはJRAの3歳春ダート路線が整備されていない現状ではこの移籍もアリだと思っている。次は南関東代表の東京ダービー馬としてJDDで中央馬たちを迎え撃って欲しい。もちろんその後にサクッと中央に戻っちゃったりするとまた問題だけど(笑)。
それでも南関東ファンからすれば腹立たしいのもわかります。自分だって有名カメラマンが突然G1にだけきて、仕事をさらーっと持っていかれたらハラワタ煮えくりかえるだろうし。ん?例えが分かりづらい?

もしかしたら来年以降この時期に東京ダービーという破格の4200万円を狙って中央馬が多数移籍してくるかもしれない。それは現行のルールでは問題はない。そこに倫理観はどこまで入り込める?それともルール自体の変更がある?
ただ、中央に比べれば南関東はチョロいと思われるのは癪だし、それこそあまり舐めていると痛い目を見るよーとは言ってあげたいです(笑)。


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