あきちんのファインダー競馬

2016年03月31日

とりあえずアラブる

テレビからはよく「とりあえずグラブる」という声が聞こえてくるけど、思い起こせばその日は「とりあえずアラブる」だった。


(写真 モダンウーマン:桜花賞)
そう、それはモダンウーマンが当然のように一冠目を奪取した桜花賞翌日の浦和競馬場。つまりは菜七子ちゃんが初勝利を上げ、更にゼッケンが盗まれて話題を一人占めしたあの日。
ぶっちゃけ、酷い一日でしたよ(苦笑)。覚悟はしていたけど、あの川崎をも超える酷い仕切りでとにかく朝からアラブった。

まず浦和競馬場には広報課がないということを知らされ先制パンチ。ココだけの話、某クラブの方が事前に話し合いに行き、応じてくれた職員さんは口取り撮影がどう行われているか、それどころかクラブ法人さえ知らなかったらしい(苦笑)。一番度肝を抜かれたのは、もしクラブ馬が勝った場合、当日は会員さんは馬場に入れない(通常時は入れます)ので馬は馬場内、会員さんはラチの外に並んで撮影してくれと言われたと。
それから川崎の時も思ったのだけれど、主催者側と警備側がまったく連携が取れておらず、主催者側に許可を貰っても警備側に拒否される場面が多すぎる。警備側は派遣で来ているだけとはいえ、あまりに酷すぎると思うんすよね。




(写真 アスキーコード:菜七子ちゃん初勝利)
あとはイレギュラーで来ているムービーさん達との小競り合いというバトル。これは地方に限らず中央開催でもいざこざが多発し、けっこー問題にはなっていた。
この日は1R前にゴール前の撮影位置を受け付け順に決めていたのに、菜七子ちゃんのパドック撮影を終えてゴール前に移動したら自分の位置にはムービーさんたちの脚立や三脚がズラーっと並んでいました(笑)。


(写真 ウインアンビション:ツインエース特別)
そしてとどめのゼッケン盗難事件。自分のような菜七子ちゃん取材陣は一般エリアを区切った決められたエリアからの撮影になり、いつものエリアに入れるのは南関東オフィシャル、クラブのオフィシャル、そして常駐する南関トラックマンさんのみで、加えて彼らには「菜七子ちゃんの取材、撮影は一切禁止」という条件がついていた。
もちろん中に入る人たちは知った顔だけで、仕事内容もわかっているので特に文句もなかったが、二人ほど知らない顔があった。しかも菜七子ちゃんが勝てばここぞとばかりに撮影をしていたから「アイツは誰だよ!なぜ中に入ってるんだ!」とかなりアラブったんすよ。後から聞いたら自分の怒号がスタンド上部の実況席にも聞こえていたらしい(笑)。
で、そんなキレッキレの自分のすぐそばにも浦和競馬場の職員さんがいたような気がするのですが、特に何もしてくれませんでした。終わってみれば自分がキレたうちの一人がゼッケン泥棒さんですから、あの時点で声をかけていればこんな事件も起きずに済んだのに、とは思ってしまう。


ともかく菜七子ちゃんが初勝利を含む2勝を上げてくれて、行ってよかったとは思っています。前回の川崎に続いて貴重な経験になったし。
菜七子ちゃんといえば、浦和のではジョッキーはパドックの中心に並ぶのだけれど、それを知らなかったのか初騎乗の時は一人だけ先に馬の方へ向かってしまい、慌てて列に戻るという微笑ましいシーンがあった。照れ笑いを浮かべる菜七子ちゃんも可愛かったっすよ。


(写真 トーセンクリス)
最後に・・・以前、競馬最強の法則のターザンさんと島川オーナーの対談で話題に上がっていたトーセンクリスという馬がいる。島川オーナーがジャパンヘルサミット名義で110万豪ドルという高値で落札した南半球産牝馬で、半兄はオーストラリアでG1を7勝したウィークエンドハスラーという良血。池江厩舎に所属予定で、某POG本にも「重賞は勝てる」という池江師の頼もしいコメントがあった。ところが法人名義で落札した馬はJRAデビュー不可というトラップがあり、まさかの小久保厩舎(浦和)への入厩となったのです。
そんな彼女が菜七子ちゃんの初勝利翌日の浦和1Rでデビューを迎え、通常営業となりカメラマンも閑散とする中、ぶっちぎりの楽勝をキメた。というか、これだけの馬が前走提示版さえ1頭もいない浦和の1Rに登場するエグさが半端ない。
芝血統だし、いずれは中央にも参戦してきそうな感じだし、将来的には繁殖に上がってもかなり期待できると思う。ちょっと憶えておいてください。

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